エジプトで発見!
2010年 01月 17日
先日、エジプト文化省から首都カイロ郊外でクフ王のピラミッド建設に携わった労働者の墓と思われる遺跡が発見されたという発表がありましたね。
今朝もテレビでこの話題が取り上げられていました。
クフ王のピラミッドはカイロ郊外ギザの砂漠にあり、隣接するカフラー王とメンカウラー王のピラミッドとともに「三大ピラミッド」と呼ばれ世界遺産にも登録されてます。
ご存知の通り、クフ王のピラミッドは「世界七不思議」の中で唯一現存する建造物です。
今回発見された墓ですが、大ざっぱではありますがだいたいこの辺だったような?
クフ王のピラミッドから1.5km程のところだそうです。
古代ギリシアの歴史家「ヘロドトス」が書き残した歴史書にあるように、ピラミッド建造は奴隷労働者によるものとされてきたわけですが、最近の考古学的観点からすると、どうやらそうではなかった事がわかってきたようです。
実はピラミッド建設労働者の墓は90年代にも見つかっていて、労働者達が丁重に葬られていたり、発掘された遺骨を調べた結果、生前十分な栄養を取っていたこともわかり、アルコール等も検出されていてお酒を飲んでいた事もわかっているそうです。
今回の発掘においても、労働者の食糧として水牛21頭と羊23頭が送られていたという証拠も見つかったそうで、労働者が奴隷ではなかったという事を立証するための貴重な資料となるんでしょうね。
そもそも奴隷なら王様の墓であるピラミッドのそばに葬られる事はないだろうし、実際は民衆が力を合わせて行った国家を挙げての一大事業だったのかな?
・・・などと結論がでない事を考え、「友人からもらったエジプトの砂」を眺めてる今日この頃。
前回ブログに書いた「FINAL FANTASY」もそうですが、人間の創造力というのは計り知れないものがありますね。
by peacebranch
| 2010-01-17 12:57