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オーガスチン!

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注文していた弦が届きました。
今回張った弦は、以前使用していたものと同じアメリカ製「オーガスチン」!

チューニングも終え、ようやく久し振りに弾くことができます。
オーガスチン!_e0164964_19202531.jpg

こちらがオーガスチン社の弦です。
実は世界で初めてナイロン製のギター弦を世に出したのはこのオーガスチン社です。

1947年にオーガスチン社がナイロン弦を発表する以前は、クラシックギターの弦は羊の腸(ガット)が使用されていました。

クラシックギターが「ガットギター」と呼ばれてきたのはその名残です。

表紙に載っているのはスペイン人ギタリスト、巨匠「アンドレス・セゴビア」です。
オーガスチンのギター弦はセゴビアとの共同開発により作られました。

デンマークで生まれたアルバート・オーガスチンが1900年代初頭にアメリカに移住しギター工房を構え制作していたところ、オーガスチンの自宅の2階にセゴビアが引っ越してきた為に交流をもつようになったそうです。

終戦後に羊腸(ガット)が入手困難となり困っていたセゴビアは、ナイロン製の「釣り糸」からヒントを得てオーガスチンに相談し、それから二人三脚による制作が始まりました。

そして「オーガスチン」という世界的ブランドが誕生する事になったわけです。

オーガスチン社のギター弦のパッケージにはご覧のようにセゴビアの肖像が載っているわけですが、これはきっとアルバート・オーガスチンからアンドレス・セゴビアに対する敬愛の意味が込められているんでしょうね。

このような素晴らしい作品(ギター弦)を活かせるだけの演奏力を養わないと・・・。(苦笑)



こちらは村治佳織さんと同じく、クラシックギタリスト福田進一先生のもとで学ばれた「大萩康司」さん演奏の、Roland Dyens(ローラン・ディアンス)作曲「Tango en Skai」です。

この素晴らしい演奏をする大萩さんも僕と同い年で、なんだか最近は同世代にも尊敬に値する人が多いです。(笑)

僕は今、色鉛筆にて静物画を制作中しているんですが、今後は(当然の事ながら)村治さんや大萩さんとまではいかないまでも、所有するギターに悲しまれない程度にギターの練習にも励みたいと思います。
by peacebranch | 2010-01-21 20:30

非常勤講師 カズの日記


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