風の住処で再会!
2010年 05月 31日
ここは大分県佐伯市の高熊博さん宅の中庭です!
「風の住処」と名付けられたこの庭では定期的にコンサートが催されていまして、この日もクラシックコンサートが催されたので行ってきました。
一枝先生は高熊さんとは古くからの付き合いなので「風の住処」には何度も来ているのですが、僕はこの日が初めてでした。
以前から高熊さん宅「風の住処」の話は聞いていたのですが、僕が想像してた以上に素敵な建物でして、中庭も小鳥のさえずりを聞きながら心地よい風を感じる事ができる、まさに「風の住処」という感じの空間でした!
僕が見たところ、おそらくこの日は100人位はお客さんが来てたんじゃないかと思うのですが、それでもまだまだスペースはありました。
この日の演奏者は「風の住処」ではもうお馴染みとなっている「アンサンブル・ピアチェーレ」の皆さんです!
ちなみにピアチェーレ(Piacere)とは、イタリア語で「あなたに出会えてよかったです!」という意味なのですが、音楽用語では「自由に・気ままに」という意味で用いられます。
「アンサンブル・ピアチェーレ」は、1stヴァイオリンの「梶谷亜希子さん」、2stヴァイリンの「川野真寿美さん」、チェロの「松下ツヤ子さん」、ヴィオラの「柳井かんなさん」で構成される弦楽四重奏団です!
第一部はドイツロマン派の巨匠「フェリックス・メンデルスゾーン」の弦楽四重奏曲、第二部はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサートで演奏される事でも知られるヨハン・シュトラウス2世の「美しき青きドナウ」などが演奏されました。
最後に演奏されたアンヘル・ビジョルドの「エル・チョクロ」という曲はタンゴの中でもすごく有名な曲でして、クラシックギターでもたびたび合奏されています。
「アンサンブル・ピアチェーレ」の方に聞いた話では、「エル・チョクロ」とはスペイン語で「とうもろこし」という意味だそうですが、このユニークなネーミングの由来は現在不明だそうです。
木漏れ日の下で風を感じながらクラシックの生演奏を拝聴する事ができ、弦楽器の生演奏の素晴らしさと周りの木々から発せられるマイナスイオンに心も体も癒されました!
これからは「風の住処」でコンサートが催されるたびに足を運ぼうと思います!(嬉)
高熊さん宅の中庭で石窯を発見!
自宅で石窯ピザを作れるなんてすごくうらやましいですよね。
こちらの建物も中庭にあるのですが、ここでは自家製ジャムを製造しているそうです。
いつか頂いてみたいものです!(笑)
そして高熊さん宅といえば、廊下に展示されてるこちらの絵!
一枝先生の最初期の色鉛筆画で、僕が一枝先生と出会って最初に拝見させてもらった作品です。
この「秋日」というタイトルの作品は、これまで毎年秋に催す色鉛筆画展のDMの宛名面にも掲載してきましたが、現在の一枝先生の作品とは全く違い写実的に描かれています。
この作品が高熊さんのもとへ渡るとき、僕は最後まで「売らないで手元に残しておいて」と一枝先生にお願いしたものです。(笑)
あれから長い月日が経ちこうして「秋日」と再会すると、今日に至るまで高熊さんからすごく大事にされながら多くの方に鑑賞されてきたんだな~と思い、絵にとってはやはりあの時旅立ってよかったんだと実感しました。
素晴らしい場所で素晴らしい演奏家達が奏でる曲に触れ、そして「秋日」と9年ぶりの再会ができたこの日にありがとう!
そして本日も最後まで読んでいただきありがとうございます!
by peacebranch
| 2010-05-31 20:28