
心理学における『2.6.2の法則』というのをご存じでしょうか?
アリのグループを観察すると、全体の内(よく働くアリが2割)(普通に働くアリが6割)そして残りの2割は全く働かないという結果になるそうです。
僕は最近この話を聞き、アリの世界も人間社会と同じなんだな~と思うと同時に、以前読んだ本に書かれてた『パレートの法則』を思い出しました。
これはイタリアの経済学者「ヴィルフレド・パレート」が導き出した法則でして、別名「8対2の法則」などと呼ばれたりもします。
国が1年間に国民から徴収する税金のうち、約8割の税金は2割のいわゆる富裕層と呼ばれる国民が支払い、そして残り2割の税金を8割の国民が支払っているみたいな。
これを100人の従業員で1億円の利益を上げてる会社で例えると、20人の成績優秀な従業員が8千万円の利益を生み出し、そして残り80人の従業員が2千万円の利益を上げてる。

必ずしも「8対2」になるとは限らないでしょうが、様々な分野で統計を取ると大体この数字が当てはまるそうです。
この法則を知った人は『100人で1億円』の利益より『成績優秀な20人で8千万円の利益』をあげ、そして残りの80人は解雇した方が人件費などを考えると効率的なのでは?
・・・なんて事を考えそうですが、これを実践してしまうと、20人がもたらした8千万円の利益のうち8割の利益を2割の成績優秀な従業員が、残り2割の利益を8割の従業員が・・・というふうな結果になってしまいます。
中学校で成績トップだった生徒が一流高校に進学して成績下位の生徒になり、逆に中学時代は劣等生扱いされてた人がランクを下げ進学した高校で優等生になったりと、例え優秀な人達ばかりが集まってもやはりそこには「優等生・劣等生」が生まれるわけです。
スポーツの世界でも、例え一流選手ばかりを集めてチームを構成したとしても必ずしも勝てるわけではないですしね!
ようするに、世の中に「必要のない人」なんて存在しないという事!
なんだかこれ以上書いてると大長編になりそうなので今日はこのへんで終わります。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます!
P.S.
現在『アトリエピースブランチ』にて『帽子作家・出水亜衣子さんの個展』を開催中ですが、会期中の「3月6日(日)」に予定している『帽子作り体験 Work Shop』がすでに定員に達したそうです。
大変好評なようでして、初日を終えすでに売約済みとなった作品が多々あるようです。
僕自身、週末に会場へ行くのが楽しみです!